現役ミュージシャンが実践している作曲方法

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作曲

ミュージシャンであっても作曲するとは限りません。

作曲をしないミュージシャンももちろんいますし、逆に僕みたいにコンポーザー(作曲者)として楽曲提供をしているミュージシャンもいます。

そんな作曲についてちらっと書いて行こうと思います。

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作曲方法

作曲と一言と言っても、これは本当に書く人によって様々です。

ここでは僕が実際にやっている方法を幾つか書いて行こうかなと思います。

楽曲ありきで制作

これはまず曲を書いてから詩をつける方法ですね。

その中でも種類がありまして、

  • そもそも曲のテーマやコンセプトが決まっている
  • フレーズから膨らませて行く

みたいな物が多いです。

曲のテーマが決まっている場合は結構その時点で曲調やテンポなんかが漠然と決まって来ますよね。

例えば”ライブで盛り上がれる曲”となれば必然的にミッドテンポやハイテンポな曲になりますし、盛り上がれる曲なのにしっとり聞かせるバラードなんて書いてもコンセプトに反しています。

逆に明確なテーマやコンセプトが定まっていない場合、フレーズから膨らませて行く場合も多いです。と言うか僕の場合はこれが非常に多いですね。

普段思いついたフレーズは楽器があれば弾いてiPhoneなんかで適当に録音してフレーズをストックしていますし、楽器が無ければ鼻歌で同じような事をやります。

後はセッションなんかしている中でお互いに「おおこれええやん!」ってなった時に膨らませて行くって事がバンド形式では非常に多いんじゃないでしょうか。

僕は今バンドを組んでいる訳じゃありませんが、昔バンドを組んで居た時は誰かが曲を持ってくるよりも、楽器隊でセッションしている中で曲を生まれる事が非常に多かったですw

楽曲ありきで制作する最大のメリットは譜割に制限が無い事。詩が予め決まっている場合だと詩に対しての譜割を発音等に無理がない物を書く必要があります。まして歌ものだと普通歌がメインになるので、歌を殺すような譜割は絶対に出来ません。

楽曲ありきで後で詩をつける場合は譜割を考慮せずに書ける点はコンポーザーにとって非常に気楽ですね。まぁ大半は編曲時に修正が入るんですがw

詩ありきで作曲

これは予めライターの方が書いた詩に曲をつける方法ですね。主にアニメのタイアップなんかはこの方法が多いです。

例えば有名なアニメだとワンピースの主題歌だったウィーアー!なんかが該当するでしょうか。詩の中にタイトルである”ONE PIECE”が入っていますし歌詞も海賊のそれをイメージさせる内容です(もちろんアニメの主題歌であっても楽曲ありきで詩をつける場合も多数あります。ウィーアー!が違ったら申し訳ないんですが、確実に詩をメインに作られた楽曲でしょう)。

これは歌モノに取って非常に重要で、その曲を聞いたらどのアニメか即座に頭に浮かぶという楽曲が必要ですし、視聴者が覚えるのは楽曲そのものではなく主にその詩です。

あったまテッカテーカと言えばドラえもんですし、お魚くわえたどら猫はサザエさんですね。ちゃーらーへっちゃらーと言えばドラゴンボールですし、ピーヒャラピーヒャラはちびまる子ちゃん。

誰だってタイトルを想像しなくてもどのアニメか分かるでしょ?主題歌って言うのはそういうインパクトが必要です(もちろんアニメそのものの人気度が当然なのは言うまでも無いんですが)。

先述しましたがあくまで一般リスナーが強く意識する部分は9割歌詞だと思ってもらって間違いありません。以前の記事で僕は楽器は詩を彩る為の飾りみたいな事を言いましたが、通常のリスナーは楽器の音など意識しませんので詩が意味不明だったりそもそもダサかったりだとCDを手にとって貰えませんからね(CDに歌詞カードはあるのにコード進行や使用機材が記載されないのはこの為です。もちろんスペース的な都合もありますが、一般リスナーは興味ありませんから)。

ちなみに制作現場で作曲者と作詞者が異なる場合はこの方法が多いです。詩に対して楽曲をつけて欲しいという内容が9割方でしょうか?逆に「詩はこっちで書くから適当に楽曲提供してよ」なんて依頼は少なくとも僕は聞いたことが無いですねー。

僕の場合は「こういう楽曲を書いて欲しい」と言う依頼に対して曲を提供し、詩は提供先でつける事が多いので僕だけに限定すれば楽曲ありきが多いですねw

詩がメロディと共に降ってくるケース

これは稀にあります。思いついた詩に対して頭の中でもうメロディが出来上がっている場合。

個人的な今までの感想ですが、このケースは自分の中でも凄く良い楽曲になるケースが多いです。やっぱりメインになる部分(大半はサビの部分を思いつきますね)なので、インパクトが強いものになるんだと思います。

ちなみにこれは大体のアーティストが”降ってくる”って表現しますね、僕も例外無くそうですw正に降ってくる以外の表現が思いつかないんですがこれは楽曲制作をやったことがある人間だけが共有できる感覚だと思っていますw

どんな作曲時にもやっている方法

これは僕がどんな曲を書く場合でも殆どの場合やっている方法です。

それは一度簡単にメロディを思いついたらその日はそれ以上膨らませずに寝て、翌日起きて覚えていたら続きを膨らませるというもの。

これ個人的には結構重要で、寝て忘れるようなメロディやモチーフなら所詮その程度の曲です。これを無理矢理書いても、結局リスナーさんの反応は薄いですしボツになる事も多々あります。

僕はこれを楽曲提供の絶対条件にしていますね。

自分が思いついたメロディなのに自分が思い出せない楽曲なんて誰の心に響くんだと言う基準です。

もしヒット曲が無いコンポーザーの方がいれば一度実践して頂けると良いのかなーと思います。少なくとも僕はコレを基準にし始めてから確実に楽曲のクオリティが上がったと感じています。

まとめ

自分が思いついたメロディなのに自分が思い出せない楽曲なんて誰の心に響くんだ!

個人的にコレが言いたかったのでもう一回言っておきます笑。