日本人は契約を簡単にそして適当にし過ぎだと思う

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先日Yahoo!ニュースで携帯電話のクーリングオフに関する記事を見ました。

総務省での会合での話なのでこの先どうなるってのは分かりませんが、今日は元携帯電話販売の中の人的なお話を。

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日本人、気軽に契約し過ぎ問題

どっかの夜更かしみたいな表題になってしまいましたが、これは一番危惧すべき部分かと思います。

海外の契約事情は知りませんが、少なくとも僕は日本人は気軽にぽんぽん契約を結び過ぎだと思っています。

契約って言うのは販売側の説明義務を果たした上でお客さんにして貰うものなので、もちろんその説明をきっちり聞いて貰って納得した上でして頂く、これが大前提。

けれどその大前提なんて守られてない事が非常に多いです。多くは客側の理由で。

携帯電話販売が詐欺紛いだ!なんて話も昔は結構ありました、違法な抱き合わせ販売や嘘の説明をして無理矢理契約させたなんてね。

ただ、iPhoneが発売されてから少したった辺りからキャリアのコンプライアンスに関する引き締めは非常に強くなっており、虚偽契約なんざしようもんならなんらかのペナルティがあるのは代理店側もそこで働くスタッフ側も当たり前のように認知しています。

無理矢理契約を取ったって、そういう虚偽の契約なんかはキャリア側にバレると下手したら端末は代理店買取、もちろんインセンティブや販売奨励金も出る訳なく10万単位の違反金を取られる事もあります。

最悪な場合は代理店の販売許可の取り消し、複数のキャリアを運営しているならまだしもそうじゃない場合代理店そのものが倒産の危険性もあります。

つまり、そこまでして売るメリットがないんですね。

なのでここ数年は契約についての”同意書”が非常に多いです。

たぶん皆さんも1枚や2枚は書いたことありますよね。

ああいう文面で、「ちゃんと説明しましたよ、あなたは同意してますよ」という事を明確にしている訳です。

ただし、これはお客さんがちゃんと説明を聞いていてサインしている場合です。

非常に多いんですよ、「時間がないから適当に説明して」とか「とにかく急いでくれ」ってお客さん。

ぶっちゃけスタッフの立場からすると「だったら時間がある時に契約してくれよ」、これに尽きます。

で、大抵こういうお客さんは後から「そんな話聞いてない!」と言ってくる訳です。

もう、スタッフ側からすると「やっぱりな」って言うのがとても多いです笑。

頼むから話を聞いて契約してくれ

たぶんどの現場の販売員も同意してくれると思います笑。

携帯電話の販売ってのはぶっちゃけバイトや派遣が大半ですし、適当な事やってきた人間が多いのもまた事実です。

しかしやってる事は銀行や役所並みの個人情報を扱い、場合によっては銀行や役所では聞かない個人情報や個人の事情まで立ち入って聞いたりします(家族の情報とかね)。

なので、各キャリアや各代理店は個人情報の取り扱いを最も最重要視している訳です、下手したら個人情報流失なんかで会社が倒産する時代ですからね。

あ、断っておくともちろん杜撰な管理をしている店や代理店もありますよ。

押し売りが如く販売している店ももちろんあります。

オプションの強要なんかも、何らかのサービスをそのオプションのインセンティブで排出している場合がほとんどです。

明らかに説明と違うオプションの強要なんかはきっちりさせるまでするべきじゃありません。

そういう場合は販売店へはもちろんその運営代理店や販売元キャリアなんかに事情を説明しておかしい事を伝えれば大抵なんとかなります。

ただし、先に行ったような書面にサインをしている場合は別ですね。

あの同意書って、販売店にとっては”守りの書面”なんですね。

「いや、あなたサインしてますよね?」で断れる唯一の武器な訳です(その書面の法的効力とかは一旦おいといた上でですが)。

この書面にサインをしてしまっていたら、まず販売店ではキャンセルやらなにやらって言う対応を断られます。僕ももちろんそうしてましたし。

つまり一番の問題は話を聞かないお客さん

全てのお客さんがきっちり説明を聞いてくれて、申込書に付随している注意事項をきっちり理解してくれればあんな同意書なんていらないんですよ。

あの同意書はそういう一部の話を聞かないお客さんの為だけにあるようなもんです。

そしてそういう契約書を隅々まで見渡して契約してくれるお客さんなんて100人に1~2人いれば良い方ですかね?

もちろん、スタッフ側から「こちらをお読みになってご同意頂けたら署名をお願いします」と斡旋すればほぼ9割の方はそうしてくれます。

ただし、そう言わずに申し込み用紙を記入するだけの方式だと読まない人がほとんどです。

もちろん、ちゃんと読む事を斡旋しないスタッフの落ち度もあります。

しかし契約ってのはそういう部分まで納得した上でするのが大前提。

「細か過ぎて読む気にならない」なんてただの怠慢です。

「料金プランが複雑すぎて分からない」って言うのもただの理解不足です、現にスタッフは理解して分かりやすいように説明するんですから。(説明が下手なスタッフに当たったら素直に店を変えましょう、スタッフの教育レベルはその店のレベルです、しっかりした店で納得するまで話を聞くべきです。それにちゃんと説明して貰えれば十分理解できる内容です。)

もしそれでも分からないなら契約するべきではありません。シンプルな料金プランを提供しているキャリアを選ぶべきです。キャリアに拘ってる場合じゃありません。

自分の説明が上手いとか言う気はさらさらありませんが、僕は全てのお客さんに完全に納得した!もう聞く事なんか無い!っていうまで説明していましたし、どんなに若い方でもどんなに年配の方でも理解して買って貰ってましたし、話を聞かないお客さんには「申し訳ないですがご理解頂くまではこちらとしてもお売りできません」と断っていました。たった1件で「話聞いてない!不法な契約だ!」とかでゴネられて嫌な思いしたくないですからね。

契約書は良く読んで、分からない事は説明させましょう

携帯電話の販売員って、なんでいると思います?

SoftbankのPepperなんかも話題になりましたが、全てロボットで良いはずなんですよ。

端末は量販店なんかで買って、家に帰ってきてから契約をパソコンなんかでする、パソコンが無い人は量販店に設置された専用の契約機やそれこそPepperみたいなロボット経由で契約する。

こうすれば、キャリアも余計な人件費を億単位で削減できます。

携帯電話の販売員って言うのは、色々ありますがキャリア側も理解しているんです、料金プランが複雑な事を。

携帯電話の料金プランは「○○円!※ただし~の場合は」という注釈が非常に多いんですね。

つまり、分からない事は全部その店員に聞いてね!っていうのがキャリア側の回答です。

現場のスタッフはもちろん全ての情報を知っているべきですが、分からない質問にはどんなに時間をかけても必ずお答えします。それ専用の窓口がありますから。

分からない事は全部聞いて、1個でも疑問があるなら契約をするべきではありません。

基本的には契約は成立した時点で取り消しができない物であり、クーリングオフみたいな制度は後からできた特例です。

そういう点を理解した上で契約してくれれば、お互い嫌な思いしなくてすみますからね。

まぁ、最近捺印はしませんが気軽にぽんぽん判子押し過ぎなのは本当にどうにかせにゃならんと思いますよ、いくら携帯電話がライフラインって言ったって使用には金銭が掛かりますし間違った使い方をすれば多大な費用が掛かったりする物です。

皆さんも契約には十分注意して下さいね、そして少しでも「この店おかしい」とか「この店員大丈夫?」と思ったらすぐ店を変えましょう。

契約の途中で「やっぱりやめます」なんていわれても大半の店員はそんな事1日もすれば忘れて覚えてませんので気にする事無いです。

もちっと”契約”について真剣になってくれたらうれしいですね。