新サービスpolcaリリースのタイミングで考えたい投資のお話

役に立ったらお友達にも教えてあげて下さい!

polca

CAMPFIREが更に範囲を限定的にしたpolcaというサービスを始めました。

僕はこれに危機感を覚えたのでちょっと僕個人の考えをまとめておきます。

※この記事ではクラウドファンディング全般を投資(リターン前提)として記載しています

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それって投資?

僕自身は20歳ぐらいから投資を始めてそろそろ投資歴も9年ぐらいになる中堅投資家ですが、VALUを始め個に投資するというサービスが徐々に増えて来ました。

仮想通貨や個人間投資、ある程度のリテラシーを持った人間の間では当たり前のサービスになりつつありますがまだまだ一般知名度は低い状態でしょう。

そんな中リリースされたのがpolca

身近な友達同士でお金を出し合い目的を達成するというコンセプトで、友達(friend)と資金調達(funding)を掛け合わせた造語、フレンドファンディングというサービスです。

例として

  • 友達が誕生日を迎えるからみんなでお金を出し合ってプレゼントを送ろう!
  • 会社の同期が結婚するからみんなでお金を出し合ってサプライズをしよう!
  • みんなでお金を出し合って温泉旅行に行こう!

のように使うのだそう。

この辺りは僕の地元山梨県では無尽という地域住民による貯金会があるので、結構馴染みはあるんです。

ただ現状サービスを利用している人たちを見てると

  • デートに行きたいからその資金が欲しい
  • ペットにちょっといいご飯を食べさせてあげたい
  • ちょっといい肉食べたい

こんなのばっかり。

試しに嫁に聞いて見た反応がこちら。

僕はこれが一般人の極々普通の反応だと思います。

資金調達は投資によって成り立つ

資金調達って立派な投資です。

なんの見返りもなくお金を出す人間なんてそうはいません。

だから例えば資金を必要としている人間に投資することに対して見返りを求めるのは当然のことです。

  • 仲良くなってもっと会話して見識を広めたい
  • 純粋にその人のファンで、喜んでもらいたい
  • その人の影響力を使って一緒に有名になりたい

僕個人は特に最後の他人の影響力を使うことに対して非常に否定的ですが、まぁ考えられるメリットではあります。

ただ、最も危惧すべきかその見返りを求める心理を逆手にとってしょーもない資金調達を繰り返されること

これはせっかく良いサービスを一気に胡散臭いものに変えてしまいます。

個人間資金調達自体は僕は否定しません。

現に僕もVALUを始めましたし。

VALU | KentaのVALU

ただ、そういうしょーもない資金調達ばかりが面前に立ってしまうと世間一般からは怪しい目で見られることこの上ないです。

いくらリテラシーある人間が健全なサービスを謳ったところで、評価する人間にそう映らなければ仮想通貨?個人間投資?ネズミ講と一緒でしょ?なんて反応になっちゃうのは言うまでもないですよね。

人間的な距離が近いほど、お金と遠い場所にするべき

これは完全に僕の持論なんですが、人間的な距離(単に仲がいいとか家族だからとかそういう意味です)が近ければ近いほどお金の存在は遠くにすべきだと思うんです。

生計をともにする家族ならそんなこと言ってたらアホかって話ですが、基本的に友人の間でお金のやり取りってそんなにしないでしょう。

金の切れ目は縁の切れ目とも言いますが、色々懸念されるべきことはあるんじゃないかなーと。

経験上友達同士で金銭トラブルに発展するとロクでもないですしね。

いくつかあげてみます。

あいつ口だけでいっつも金出さないよな

お金の価値観ってのは育って来た環境も見て来た景色も違う以上、結構バラバラです。

例えば僕はミュージシャンなので100万する楽器が本当に良いものなら高いと思いませんが、そうじゃない人にとっては無駄金だと思うのと同じ。

出資する価値があるかないか、そもそも出資するだけの金銭的余裕がない等々理由は様々でしょうが、一度こう言われると「あいつ金出さないしなー」になっちゃいます。

いつか稼げなくなって来た声の大きい人たちの間からこういう人が出て来た時、多分簡単に切り捨てるでしょうね。

残念だけど人間ってそういうもの、再生にお金を出すってのは半端じゃない覚悟がいるもんです。

こっちは投資したのにあっちはしない

実にわかりやすい、リターンを投資そのものというお金で求めているタイプ。

こういうこと言う人って残念ながら僕の経験上、ほとんどが投資先の価値の比較をしていないパターンが多いです。

投資の対価は投資、これじゃ投資の意味がありません。

投資はその価値を見極めてするもの。

本当にそれに価値があるのか、出資したことによって得られるリターンに魅力があるか、投資家としては当然の判断材料です。

しょーもない企画が乱立して「こんな企画でも良いんだ」と連鎖反応で大きくなった時に、真の温度差が見えそうですね。

投資はいつも誠実であるべき

最近インフルエンサーの方々が声を大にして「信用でお金を得られる時代」みたいなことを言っていますが、信用とネームバリューは似て異なるものです。

ただ声が大きいから流入してくる資金もあると言うもの。

残念なことに犯罪者のような悪人にもファンがいて資金が入ってくることは往々にしてあります(別に彼らが犯罪者だ!悪人だ!って言ってる訳ではないですよ)。

その資金の流入元が本当に信用なのかネームバリューなのかはぶっちゃけ出資した側の人間以外は誰もわからないんです。

だからこそ出資をされる側はいつでも誠実である必要があるし、それは最低限のこと。

しょーもない企画は単なるミスリードでしかない

先述した僕が疑問を持たざるを得ない企画の数々は、インフルエンサーの方々のミスリードでしかないと思っています。

だってそんなに気軽だったら僕もやってみよう!って層もいるでしょ?

本来お金のやり取りはもっと責任と誠実さを持つものであり、それは信用が云々と仰っている彼ら自身の言葉です。

だけど実際に取られた行動は公開されたプラットフォームを使った悪ふざけに似た企画。

この際彼らがどう思うかは考慮しません、判断するのは投資家ですから。

そうやって質の低い企画が乱立すればリテラシーが低い人間も取り込みやすい、インフルエンサーが行う行動を真似れば自分もそうなれると錯覚したいわゆる”意識高い系”が摂取されるのはどの時代にもあることです。

ようは宗教ってそう言うもんですしね。

今彼らが行なっているのはまさに投資というサービスは怖くないよ!と誘い込んで市場参加者を増やしている行為そのものです。

そしてそのインフルエンサーが良いと言っているから自分もやってみる!という考え方は彼らが普段から最も否定している”思考停止”そのものです。

少なくとも9年間投資家として生きて来た僕は、投資ってちゃんと考えなければ怖いものだと思います。

だからこそ、それこそ入金から出資までネット上で完結してしまう時代だからこそ本当にお金を出す価値があるのかもう一度考えて欲しいんです。

先述した通り僕は投資家ですしお金を出すこと自体に反対している訳でも批判している訳でもありません。

本当に価値があるのか、自分が出資することによってどんな反応が(身近なのか遠いところなのか問わず)起こるのかしっかり考えてからやって欲しい。

じゃないとこのフレンドファンディングはインターネットリテラシーがそれほど高くない層の日の目を見ないまま終わることになってしまうと思います。

まとめ

投資の基本は”減らさない”こと。

もしリターンを期待しての投資であれば、本当にそれが価値に見合うリターンなのか。

そして自分がそのリターンを本当に欲しいと思うのか。

よく考えてから投資して欲しいなあと思います。

それとやたらと投資が遅れることに対して危機感を煽る輩がいますが、投資って基本的に遅れて損することはないです(参加していない限り)。

例えば円預金を否定して流動性のある仮想通貨やFXに誘導するツイートや記事を見ますが、円預金は将来の自分に対しての投資。

もしそれが理解できないのであれば申し訳ないですが投資を始める時期に来ていないということだと思います。

投資で一番大事なのは失わない事。機会損失が全て損なんてあり得ない

▶ 投資をしないのは情弱で損なの? 普通預金も立派な投資です

その辺は上記の記事で書いておりますのでお暇でしたらご一読頂ければと思います。