「あなたと対等」を示すため年下にこそ敬語を使うべき

以前僕が敬語についてツイートしたんですが、ツイートを見た方から思った以上に褒められる機会が多かったのできちんと言語化しておきます。

ほぼツイートに書いている事が全てなんですが、敬語は「僕とあなたは対等な関係ですよ」を示すことがとても簡単にできる手段。

もしあなたが力関係がはっきりしている、例えば上司部下の関係で誰かと接しているなら今すぐ取り組むだけで人間関係がほんのちょっと良くなるかもしれません。

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年配者は敬って然るべき、年上に敬語を使うのは当たり前で年下はへりくだるべき論

一般的に「目上の人には敬語を使う」という考え方が当たり前に根付いており、日本に限らず「年配者を敬って然るべき」という考え方が定着しています。

もちろんそれ自体はとても良い事ですし、今僕たちが生きる国や地域、文化を作り上げてきた年配者に対して一定の敬意を払って当然だと僕も思います。

年配者は僕らに無い経験を持っていますし、その経験から学ぶ事はたくさんありますからね。

でも敬語の”敬う”は相手に敬意を持っていることを示すことができるという点が非常に重要。

だからこそ年下にこそより意識して敬語を使うべきだと僕は考えています。

年上を敬え=年下を蔑ろにしても良いではない

諸外国の教育はわかりませんが、少なくとも日本で義務教育を受けている間は徹底的に年上を敬うことを叩き込まれます。

例えば僕の通っていた小学校では1年生では6年生とペアになって掃除をして1年生がお礼に歌を披露して感謝を伝えるというイベントがありましたし、5年生は卒業する6年生に最上級生を引き継ぐ決意とお世話になった感謝を伝えるという在校生代表のスピーチがありました。

職員室に入る時はノックと「失礼します」の挨拶が無いとやり直しをさせられ、中学校では「校則で決まっているから」という理由だけで勝手にかばんを開けられ中身をひっくり返され染まった髪は黒スプレーをぶっかけられピアスはその場で外せと没収されました。

後半部分は今思えば僕自身反抗的だったし多少のやんちゃもしたので大いに反省すべきところはあるんですが、少なくとも多くの児童生徒は「先生には逆らっちゃいけない、無条件で言うことを聞かなければならない」という教育を受けてきたと思います。

ここで教育の良し悪しをどうこう言うつもりはないので、大なり小なりそういうようなことがあったことを思い出して頂ければ幸いです。

で、僕自身は少なくとも当時の教職員から「対等な関係である」と扱われた記憶は無く、教師と生徒という絶対的な服従関係に従わざるを得ない構図だったと記憶しています。

これはやはり学年によっては思春期の子どもを扱う教職員の方々のご苦労もあったのでしょう、時にはそういう力で押さえつける方が簡単なこともあると思います。

それでも「もし先生が僕と対等であると示してくれたら、当時はもう少し話を聞けたのかな」と思ってしまいます。

そして「自分が大人になったら年下であるという理由で不当に力を誇示したり蔑ろにするのは辞めよう」と思ったのもこの経験が僕にとって結構嫌なものだったからです。

たまたま生まれたのが早かっただけで別に偉くない

敬意を示すって言葉にすると簡単ですが実際に態度で表すのって難しいですよね。

年の差があれば無条件で年下が年上に敬意を持っている前提なので、意識するまでもなくそのまま力関係になりがちです。

だから年上の部下は扱いづらいなんて言われますし、年下の上司には「なんであんな奴の下に・・・」という声もあがります。

でも冷静に考えてほしいんですが、年上ってたまたま早く生まれただけなんですよね。

たかが数年数十年早く生まれただけで無条件にへりくだらなきゃいけないっておかしいと思いませんか?

尊敬できる年下もいれば全く尊敬に値しない年下も世の中にはごまんといます、そういう人間性を一切無視して「早く生まれたから」というだけで無条件にフィルタリングする行為はまさしく脳死な考え方です。

だからといって「じゃあ尊敬しない年上には敬語を使う必要ないな」というのは少し早計です、「相手も考え方が違うだけで一人の人間である」という敬意を示す為に敬語を使うのは余計なトラブルを生まず円滑に人間関係を築ける一つの方法。

少なくとも当たり前に敬語を学んできた僕ら日本人にとって、敬語を使うなんて息をする程度のことです。

もちろんできるだけ正しい使い方をした方がよりよいとは思いますが、誤用に気をつけなければいけない、尊敬語と謙譲語の正しい使い分けなんていい出したらキリがないので僕は「少なくとも相手に敬意を持っていることが伝わる」のが一番大事だと思っています。

敬語は相手の属性に関係なく「僕とあなたはお互い一人の人間で対等」を簡単に伝える手段

ここまでお伝えしたように、年上とか年下とかで分ける必要は基本的には無いと思っています。

基本的に相手は一人の人間、お互いがお互いに対等であるべきだしそこに生まれた順番など関係無いはず。

それでもやはり多かれ少なかれみんな「年下だから」という理由で大きな態度をとられた事はあるんじゃないでしょうか?

だからこそ僕は年下にこそ敬語を使って「別に僕は偉くないし、あなたがへりくだる必要も無い。お互いフェアで対等な関係だよ」という意思を示すために極力敬語を使うようにしています。

当然冗談も言うし固くない敬語を心がけています、ただ単に敬語を使って「接しにくい人だな」と思われるのは意味がないですし、丁寧かつユーモアある人間に思ってもらえる方が良好な人間関係を気づけるのは言うまでもありません。

相手にとって心地が良い会話相手になることは非常に重要。

そこに年上とか年下とか特に必要が無い概念を持ち込んで意味なく区別するから人間関係に亀裂が生じてしまうと考えています。

「あなたと対等」を示すため年下にこそ敬語を使うべき

敬語ってなんとなく堅苦しいイメージがあったり、やれそれは使い方が違うだの謙譲語だの尊敬語だの丁寧語だのと指摘してくる敬語警察も存在します。

でも本当に重要なのは他人の敬語を指摘してくる人よりも、相手に「あ、この人は自分のことを蔑ろにしない人だな」と思ってもらえること。

敬語なんて所詮は日本語の一ジャンル、それでもその敬語は僕ら日本人に「敬う相手に使うべきもの」と叩き込まれています。

でも年配者にその「敬うべき相手」の対象が年下である自分だと思ってもらえていたら誰も悪い気はしないですよね、僕も過去にそういう素晴らしい大人に何度か出会って嫌な気になったことは一度もありません。

僕も彼らのように相手を「年齢が下だから」というよくわからない理由で蔑ろにすることも偉そうにすることも絶対にしたくないし、少しでも対等な人間であるという敬意を敬語という形で示せればいいと考えています。

もし今日からほんの少しの人が年齢の壁を取っ払って相手に敬意を示すことができれば、日本はほんのちょっとだけ良い国になるかもしれませんね。

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