社畜ってそんなに悪い?雇われだから出来る事もある

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ここ数年、会社に属して働いているいわゆる会社員。

取り分けブラック企業に務める会社員社畜と表現することが一般的になりました。

人権無視、労基法違反等々もちろんそういう企業は許されないですし無くなるべきだとは思います。

ただ、一部で声高々に「会社勤めなんてバカのする事、みんな独立してフリーランスになれば幸せ」のような声には少なくとも僕は全面的に賛同出来ません

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現在フリーランスの僕の経歴

今でこそ僕はフリーランスでサポートミュージシャンやウェブ関係のお仕事をやって生計を立てていますが、それなりに会社員もやってきました。

初の正社員、上京後初の就職はWebプログラマー

17歳でスカウトされスタジオミュージシャンとしての道を歩み始めたのは良いんですが当初は仕事も少なくまた音楽の仕事って夜が多いので、昼間はアルバイトを・・・とも考えていたんですがどうなるか分からない将来に不安を感じ正社員での職を探しました。

幸いスカウトと言っても事務所所属と言う肩書だけで形態はフリーランスの個人事業主と言う形でしたからそちらは問題無し。

色々面接を受け、今ではその業界ではかなり大きくなった会社に就職しました。

多分現在その業界最大手の一つですが、当時はまだまだ数多のベンチャーの域を出ない会社。

学生時代から興味本位でやっていたPHPとかSQLの知識があったのが幸いしてそこそこのお給料を貰えていました。

ただ会社の都合で地方転勤を命じられ、あくまでミュージシャンとして生きていく事を選んだ為退職し、同業界で転職。

この転職先は超絶ブラックで即退職しましたw

某業界の営業職

色々あって19歳の時に再度転職、その時知り合いに誘われ某業界の営業職に就きました。

この仕事は完全にフリーランスになる26歳まで7年間勤めました。

今でも、この職は僕の天職だったと思っています。

未だにとあるタイミングでの月間売上全国No.1は破られていないと言うのがちょっとした自慢ですw

また営業と言っても外回りも店舗勤務も経験しましたが、店舗勤務は本当に勉強する事が多かったです。

お客様に見やすい店作り(ポップや展示ディスプレイ等々)を研究したり、説得力のあるツールを作ったり。

19歳で転職しましたが20歳の時には店長、21歳で複数店舗の統括店長等々経験出来ました。

ちなみにここは僕が入社した時から超大手で、今でもよく入社出来たなと思います笑。

今思えばブラック企業だった

ここまで色々経験してきたんですが、今思えば全部例外なくブラック企業でしたね笑。

まず最初のWebプログラマー時代はそもそも家にほとんど帰れませんでした

激務で帰る暇なんて無く、当然仮眠室なんて無く椅子とデスクで寝る日々。

次の同業界の会社は超絶ブラックだったと前述しましたが、そもそも給料が払われませんでした

社員5名程の本当に小さなベンチャー企業だったんですが、最初の給料日に社長に「取引先からの支払いが遅れているからちょっと待ってくれ」と言われそれを信じる事3ヶ月、とうとう支払われる事はありませんでしたね笑。

この時は本当に死ぬかと思いました、僅かなお米を調味料で味付けて食べたり1袋30円程度のもやしで1日食いつないだりと本当によく乗り越えられたなと思います・・・。

業界転職後の営業職は、営業職自体がブラックなイメージが強いですが例に漏れずでしたね。

残業代は申請すれば出るけど当然ボーナスの査定下がるよ?と暗に言われたり、ノルマが無いと謳いながら目標(実質ノルマ)に達せないと罵倒され最初の頃は反省文書かされたりとかした事もありましたね笑。

ムカついたから見返してやった

給料未払いはブラック云々を突き抜けてるのでさすがにアレですが、業界転職後の会社では確かにブラックでしたが上の連中は文句言うだけで自分達で何もしない人間だったので、正直すげームカついてました。

だから腹立って「頑張ってこいつら見返してやる」と言う反骨精神で仕事をしていた時期がありましたね。

結果先述したように記録作ったり最年少で昇進したりと出来ましたが、この時本当に仕事が楽しかったです。

会社員を経験できてよかったと思う

僕は元々接客業が比較的好きな方で、特に一生懸命説明して相手の不安を取り除いてあげて気持ちよく買って貰う事が何より好きでした。

そういうフィルタがあるからこそ、もしかしたら多少のブラックに耐えられた可能性は大いにあります。

だけどこれは会社員だったからこそ経験できた事

全然働かないで口ばっかり達者な上層部にすげームカついてはいましたが企業という後ろ盾があるからこそ色々な事にチャレンジ出来たのもまた事実。

個人ではどうしても予算的に厳しい事でも、ちゃんと自分に実力をつけて発言力さえ持てれば会社の力を使って挑戦出来ます。

ましてWebを使った空中戦ならともかく、実店舗を使う戦略となれば個人だとそうそう簡単には行きません。

Webなら初期費用も数千数万で済みますが、店舗を持つとなると最低でも数百万の投資が必要ですからね。

会社員時代は完全社畜、それでも仕事が毎日楽しく充実してた

僕は性格上間違った事にYesとは決して言えない方なので、上の命令でも間違ってると思ったことは全てNoと言って来ました。

結果、それなりの実績は残せましたけど社内に相当な反感を持った方を多く作ってしまったと少し反省はしています・・・笑。

でもそれは仕事が毎日楽しく充実していて楽しかったから全力だったし、少なくとも昇進していく中で自分の下で働くことになった仲間に「あいつの下で働いてて楽しく無い」って言われるのが絶対に嫌だったのもあります。

年齢的に昇進していく中でほとんどの部下は全員年上だったし、色々気を使わせてしまったであろう部分もありましたからね。

全力=真面目だとは言っていない

そんな多少暑苦しい会社員時代を送っていましたが、真面目だったかと言えば正直不真面目でしたw

当時の会社はフレックス制度があって名ばかりのコアタイムが設定されてましたが、暇な日は部下をバンバン「帰って遊んでこいw」と帰らせてました笑。

また一般的な企業では認められないでしょうけれど、1日にみんなそれぞれで目標決めて達成したら帰って良い制度とか勝手に店舗内で始めてました笑。

後は店舗内でチーム作ってチーム対抗1ヶ月の売上が多かった方に高級焼肉や寿司おごるで!大会とか自分はもちろん全員が楽しくモチベーション上がるように色々工夫してましたね。

もちろん人員を途中で帰らせる訳なんでその分進捗に遅れが出る部分はありますが、自分自身がその状況に非常に面白さを感じていたんで閉店後全員帰らせて一人黙々と仕事した事もありました。

2~3日帰宅せずに閉店後は早く帰らせた分の穴埋め(ディスプレイ変更とか事務作業とか)してましたが、不思議と自分で取り組んだ事なんで苦も無く出来ました。

もちろん会社には未申告の勝手な制度、穴埋めも勝手な行動。

一社会人としては完全に失格ですし自覚もありました。

まして勝手な残業なんで残業代も出ません(そもそもタイムカードを定時で切らなかった事はありません)し、未申告なので会社側は万が一事故があった時の責任も無ければ取れない

だからオススメしませんし、やっちゃいけない事です。

でも僕はそれが凄く楽しかった。

○○さんの下で働けて本当に良かったと言ってもらえた

これが僕の会社員時代で一番嬉しかった事です。

中途入社して多少成績良いからって会社の役員クラスに楯突いて、その楯突いた内容で成績あげて昇進してきた若造がいきなり上司になった。

多分一緒に働いてくれた人の中には状況が納得できなくて色々思ってた人も居ると思います。

それでも退職が決まって最後の飲み会で一緒に働いてくれていた仲間がべろんべろんに酔っ払って泣きながら「一緒に働けてよかった」と言ってくれた事は一生忘れないだろうし今でも人生で何番目かに入るぐらい良い思い出です。

会社員批判する方々って多分こういう経験が無いんでしょう。

会社勤めは間違い?時代遅れ?

さてこれが今日のメインテーマです。

一部の有名フリーランスの方々が主張する「会社勤めは時代遅れ」みたいな発言。

僕は会社員もフリーランスも両方経験していますが、この発言は凄くナンセンスだと思っています。

先述したように規模の大きな事はフリーランス個人だと厳しい事が多いです。

社会保険も無いですし給料は保障されません。

会社では極論言ってしまえばクビにならない限り在籍しているだけで基本的に給料が貰えます。

フリーランスは自ら行動し仕事をしないと絶対に報酬が発生しません。

この精神的な差は凄く大きくて、特に不安定な時期(思ったように報酬が得られない時期)は本当に精神衛生上悪いです・・・笑。

だからこそそういう意味で安定している会社勤めと言う選択肢は間違いでも時代遅れでも無く、最も堅実な方法な一つです。

フリーランスも会社勤めも手段の一つ

フリーランスだから良いとか会社員だから悪いとかって考え方がそもそも間違いだと思うんです。

仕事は手段であって目的では無いと言うのが僕の持論です。

だからといって手段だったらなんでもいい訳ではなくて、その手段の中でもやっぱり楽しい方が良い。

どうせ死ぬまでの後50~60年のうちの大半を仕事して過ごさなきゃいけないんだから、それなら少しでも楽しくしたいよねってのは当然の心理だと思うんです。

もちろん能力的に、精神的に、立場的に楽しい仕事を選べない方が居るのは百も承知です。

だからって全員が同じラインに立って”雇われ”という立場を批判する必要も悲観する必要も無いと思います。

彼らが言うフリーランスで辛い思いをしている人も居れば、会社員として輝かしい人生を送っている方も大勢居る。

会社員=社畜として糾弾して炎上マーケティングを行う方々がいますが、その人達が普段入る飲食店の店員さんも移動する時の交通機関のスタッフさんもほとんど大半が雇われの身。

その雇われの方々をどストレートにバカにしておいて、よく利用できるなーとSNSなんかを見ていて正直思います。

そんなに会社員を否定するならサービスを利用しなきゃ良いのにね。

普段そんな会社員=社畜!みたいな事言っておいてどんな顔して店員さんに接しているの?と。

僕が店を取り仕切る立場の店長的な店員さんの立場だったら多分追い返してると思いますw

安定した働き方を求めるのは当然

今や会社員だって安定かと言われればそんな事はありません

解雇、倒産、色々なリスクがあります。

だからといってフリーランスよりは確実に安定しているのも事実です笑。

自分で言うのも凄くアレで痛いやつみたいですが、フリーランスとして生きていける人は極一部だと思います。

そういう働き方が合っている人も居れば、会社員として誰かの下で働くことによって強みを活かせる人だって多くいる。

だからこそ安定した状況で精神的に良好な自分をキープ出来るのであれば、会社員と言う選択肢は全く悪くありません

会社員=NGじゃない、ブラック企業=NG!

社畜というワードの創世記はブラック企業に務める人々を指すと言う意味合いが強かったと思うんですが、市民権を得てからは会社員=社畜!と言う意味合いに変わってきてしまっている印象があります。

俗に満員電車の事を社畜輸送機なんて言ったりしますがこれなかまさに後者の例ですよね。

満員電車に乗ってるやつ=総じて社畜だ!みたいな。

これは声を大にして言いたいんですが、糾弾されるべきはいわゆるブラック企業であってそこに勤める人間ではないと思うんです。

「嫌ならやめろ」「そんな会社なんで勤めてるんだ?」なんて外部は簡単に言いますが、様々な状況にあって中々転職出来ない人だって居る。

そんな中SNSの発達で急激にブラック企業の実態が明るみに出て第三者が簡単にやめろやめろ言える状況になってしまったからこそ、意味合いが変わってきてしまったんでしょうね。

もちろん僕自身転職経験者、脱サラ経験者としてそんな企業からは早く転職した方が良いとは思いますが、転職がうまくいくかどうかなんてやってみなければ分かりません。

転職活動をする時間があるか、そもそも面接を平日にセッティングされれば現在土日休みの方は中々休みが取れないケースだってある。

もし仕事の空白期間が出来たら給料は?食わせていかなきゃならない家族が居ればその間はどうする?

そういう不安を一切無視して機械的に批判するのは間違っていると強く感じます。

自分の評価一つで現役で頑張っている人を卑下するな

もちろん評価は人それぞれであって、会社員を正とする人がいれば否とする人もいる。

それはどんな対象であっても当たり前な事であって、それを否定するつもりはありません。

ただ、自分が会社員と言う肩書で楽しい人生を送れなかったからと言って今その立場で楽しんでいる人達を卑下する事はおかしいと常々感じます。

自分は会社員としては楽しめなかったからこういう生き方を選んだ」と言うポジティブな意見を並べるならまだしも、「自分が面白くなかったから面白い訳無いだろ、いつまで社畜やってんだよお前ら」なんて足を引っ張るだけのネガティブ発言、誰が気持ちいいんでしょうね。

本気で楽しんでいる人達の存在を無視して自分達のイメージする、もしくは体験した劣等感を武器に攻撃を仕掛けるなんてナンセンス甚だしいですし、見ててかっこ悪い事この上無いです。

僕には僕の世界が、貴方には貴方の世界がある。

それで良いじゃないですか。

まとめ

会社員と言う一つの働き方を否定する声。

もちろん別の世界はそれはそれで楽しい事も多くありますが、それ相応の覚悟と努力が必要な世界でもあります。

一部の声が大きい人達の発言に対して納得がいかなかったのでつらつらと書いてはみましたが、会社員にだって楽しんでいる人が居る事にも少しは目を向けて欲しい

彼らがこの先人々が、社会が、日本がどうなって欲しいのか知りませんが人の生き方を否定してまでどうなって欲しいんでしょうね。

僕はそんな批判よりも、お互いの良いところを認めあって共存できる世界の方がよっぽど良いんじゃない?って思ってしまいます。